2023年6月8日放送の『林修の今知りたいでしょ』でカビが原因かもしれない咳について紹介されました。
原因や、普通の風邪の咳とカビ咳の見分け方、対処法・予防法について
・石巻赤十字病院感染症内科部長・亀井克彦先生
・大阪市立自然博物館・外来研究員・浜田信夫先生
が教えてくれました。
カビ咳
番組で紹介されたカビが原因かもカビ咳の
・原因
・見分け方
・対処法・予防法
です。
カビ咳の原因
梅雨の季節になると、風邪でもないのにせきが出る場合には「カビせき」の可能性があります。放っておくと肺炎になってしまうこともあります。
石巻赤十字病院感染症内科部長・亀井克彦先生によると、
カビが原因の「アレルギー性肺炎」(夏型過敏性肺炎)は秋頃におさまる傾向がありますが、放置しておくと年を追って悪化してしまうこともあるので要注意です。
ホコリなどのカビの胞子を大量に吸うことで、体内でスイッチが入ってしまい、「カビ咳」体質に変わってしまうのが原因です。

花粉症と同様に、毎年一定数のカビを吸うことでスイッチが入ってしまうんだって!
カビ咳の見分け方
普通の咳(風邪由来)とカビ咳の見分け方ですが、
①自宅など屋内を離れると咳が緩和される。
②たんの絡まない空咳が出やすい。
上の症状が出る場合には、カビ咳の可能性があります。
カビ咳を防ぐ方法
カビ咳を防ぐためには、当然大量のカビを吸い込まないことが基本です。
がカビが大量に放出されるのは部屋の中で次の2箇所とのことです。
・浴室の天井
対策として、「エアコン」の場合は
①久しぶりにエアコンを使う時は、必ず掃除してから使う
②エアコンの使い始めは10分間換気する(窓を開ける)
③冷房の設定温度は少し高め(28℃が理想/ガンガンに冷やさない)にする
④エアコンはあまりこまめに切らない
ことに注意しましょう。
「浴室の天井」は
ちなみに、浴室の天井や壁をゴシゴシ洗うと、壁に傷をつけてしまい、そこに水分がたまりやすくなり、そこにカビが繁殖しやすくなってしまいます。
ゴシゴシ洗わず、「カビ取り剤」か「漂白剤」を使うようにしましょう。

でも浴室の天井を拭くってちょっと大変じゃない?

浴室の天井用の掃除道具を使うといいんじゃない?
なお、お風呂に入った後の換気扇は浴室のドアを閉めて、夏は30分、冬は1時間ほどつけるのが目安です。
実は「エアコン」や「浴室の天井」の他にも、
・クローゼット
・寝室
にもカビの胞子を含むホコリを吸い込む可能性が大きいとのことです。
クローゼットや寝室を掃除する際には、カビの胞子を吸い込まないためにも「マスク」をして掃除するのが推奨とのことでした。
まとめ
この記事では、2023年6月8日放送の『林修の今知りたいでしょ』でカビが原因かもしれないカビ咳について、原因と対処法についてまとめました。
日本人は特にカビ咳をしやすい体質なのだそうです。
お掃除はこまめにすることが必要ですね。