俳優の寛一郎(かんいちろう)さんの『鎌倉殿の13人』への出演が決定しました。
寛一郎さんの役は「公暁(こうぎょう)」という役です。
寛一郎さんといえば、お父さんはあのベテラン俳優の佐藤浩市(さとうこういち)さんです。
佐藤浩市さんは『鎌倉殿の13人』に上総広常(かずさのひろつね)役で出演していました。
そこで今回の記事では
この点についてフォーカスをあててお伝えしたいと思います。
(こちらの記事は2022年3月9日に書いたものをリライトしています)
寛一郎の鎌倉殿の13人での役は公暁
\第六次出演者発表/#公暁(こうぎょう)
源頼家の息子。父の無念を晴らすため日本史上に残る大事件を引き起こす#鎌倉殿の13人 #源氏 #寛一郎 pic.twitter.com/cp4kHssrHf— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 1, 2022
寛一郎さんは 公暁(こうぎょう)の役を演じます。
第39話から登場する予定です!
「公暁」の読み方ですが、「くぎょう」と呼ぶ説もあります。しかし現在は「こうぎょう」の読み方の可能性の方が高いのだそうです。
このドラマでも「こうぎょう」という呼び名です。
公暁とは?
「公暁」は、 源頼朝(みなもとのよりとも)の孫にあたります。
源頼朝は大泉洋さんが演じていましたよ。
源頼朝は第26話で亡くなっています。
そして源頼朝の死後、嫡男(息子)である 源頼家(みなもとのよりいえ/金子大地)が後を継ぎ、将軍となります。
頼家には2人の男の子がいました。(本当は4人の男の子がいたようですがドラマではこの2人が出てきます)
↓
次男:公暁(こうぎょう)/ 正室の子供
長男の一幡は残念ながら暗殺されてしまいました(北条家の命令によって)。
そして今回寛一郎さんが演じるのが、次男「公暁」なのです。
初代将軍の源頼朝から見るとこんな感じです。
↓
実はこの「公暁」、ちょっとかわいそうな運命をたどるのです。
公暁のバックグランド
源頼朝が亡くなった後、息子の源頼家は第二代将軍を継ぐのですが、病気を患ってしまいます。
かなりの重症な病状だったようでずっと床に臥せっており、長くはないだろうと思われていました。
周りは頼家はもうダメだろうということで、北条家を中心とする御家人達は、頼家の弟だった源実朝(柿澤勇人)を早々と将軍の座につけようとします。
ところが頼家は「軌跡の復活」をするのです!
しかしもう周囲は「実朝・次期将軍」として動いており、頼家は伊豆に出家という名目で送られてしまいます。
お父さんの頼家からかわいそうな運命だなぁ
北条家によって将軍の座から追われた源頼家ですが、結局は暗殺されてしまうのです。
北条家に恨みを持っていた
2代目将軍だった源頼家(金子大地)は結局、北条家が雇った刺客の善児(梶原善)とトウ(山本千尋)に斬られ亡くなります。
公暁の父である源頼家が亡くなったのは第33話でした。
父親が殺された時、公暁はまだ幼く、幼名は善哉(ぜんざい)と呼ばれていました。
その後、善哉は北条政子(小池栄子)のはからいで鶴岡八幡宮別当の尊暁の弟子になります。(「吾妻鑑」より)。そしてその後出家。「公暁」の名前をもらいます。
しかし幼い頃から、自分の身の上や父親のことを聞かされ、北条家や現在の将軍の源実朝(柿澤勇人)を恨みに思っていたのは容易に想像できます。
「父をころしやがってー!」しかも「父の将軍の座を剥奪しやがってー!」と、
公暁は復讐を誓うわけです。
このあたりを寛一郎さんがどのように演じるのか。見ものですね!
公暁が源実朝を暗殺
復讐を誓った公暁は、父の弟である源実朝を暗殺しようと企てます。
1219年に鶴岡八幡宮で源実朝(柿澤勇人)の「右大臣拝賀式」が行われることになりました。
式が終わって、実朝が石段の上にさしかかったその時に、公暁が実朝に襲いかかります。
実朝の首を取る公暁。
きっとこれ狂気のシーンだと思うのですが、ドラマの中でやるのでしょうか?やるとしたら、これも寛一郎さんの演技に注目です!
公暁は結局討ち取られる
実朝の首を取った公暁は
「将軍の席が空いた!自分が次の将軍になるから準備をしろ!」
といったようなメッセージを三浦家に送ります。
なぜ三浦義村にメッセージを送るの?
だって、ほら、公暁=善哉(幼名)の乳母は三浦義村だったじゃん!
三浦義村(山本耕史)は公暁に「屋敷に来るように」と伝えますが、北条義時(小栗旬)と連絡を取り合い、公暁を討ち取ることにします。
ここでもまた三浦義村と北条義時の連携プレーだね(^_^;)
そして、公暁は三浦家に向かう途中、長尾定景によって討ち取られてしまいます。
父の仇という目的を遂げたものの、その後結局殺されてしまう公暁。
そういうドラマチックで激しい役を演じるのが寛一郎さんです。
/
第六次出演者発表!
\
源頼家の息子 #公暁 は #寛一郎 さん!建保7年(1219)1月27日、源実朝が右大臣拝賀のため #鶴岡八幡宮 に参詣した帰り、石段の際に隠れていた公暁が実朝を殺害しました。「父の敵を討つ」と名乗りを上げたと伝わります(吾妻鏡)。#鎌倉殿の13人 https://t.co/B5lQ9AWrW3 pic.twitter.com/RfwxPdbty1— 鎌倉殿の13人 大河ドラマ館【公式】 (@taiga13_museum) March 1, 2022
このあたりで公暁は叔父である源実朝の暗殺を企てます。
(公暁の父役である源頼家は金子大地さんが演じました。)
本当はもっと複雑な物語&人間関係があるのですが、ここでは分かりやすくするため、かなり簡略化しています。ご了承下さいね。
寛一郎と父親・佐藤浩市との共演はある?→なかった
寛一郎さんの父親である俳優の佐藤浩市(さとうこういち)さん。
佐藤さんは上総 広常(かずさひろつね)の役を演じました。
/#上総広常(かずさ・ひろつね)#佐藤浩市
\
坂東武士団で最も頼りになり最も危険な男。二万騎ともいわれる大軍勢を率いており、頼朝が合流を切望するが、その去就は読めない。#鎌倉殿の13人あすに続きます。 pic.twitter.com/fqFWyIVfxo
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) December 16, 2021
残念ながら、寛一郎さんと佐藤浩市さんの共演シーンは「ありませんでした」。
上総広常は坂東の武士の一人で頼朝の御家人。
かなりの実力者で気性もかなり荒いですが、源頼朝とともに平家討伐のために戦います。
設定では、上総広常は源頼朝より年上で60歳位です。一方、源頼朝はこの頃33歳です。
親子ほども違う年齢だったのですね!
ドラマでは上総広常が亡くなってから公暁が生まれる…という設定ですから、2人の接点はありません。
従って、寛一郎さんの佐藤浩市さんの共演シーンはありませんでした。
ちょっと残念
/#上総広常 役・ #佐藤浩市 さん
のコメント
\#鎌倉殿の13人 #上総の武士 pic.twitter.com/OMRYR2WfDH— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) April 15, 2021
寛一郎のプロフィール
最後になりましたが、寛一郎さんのプロフィールについて簡単に触れておきます。
/#公暁 役・ #寛一郎 さん
のコメント
\#鎌倉殿の13人 #源氏 pic.twitter.com/cjV1jgDRRU— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) March 1, 2022
2017年に映画「菊とギロチン」で俳優デビューした寛一郎さん。
幼い頃から父親の佐藤浩市さんの映画の現場を見て育ちましたが、俳優になる決意をしたのは18歳の時。
デビューから4年たちましたが、既に13本の映画に出演。テレビドラマは8本。順調に俳優としてのキャリアをつけています。
今回のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で俳優としての箔がつくのではないでしょうか。
まとめ
この記事では
・お父さんの佐藤浩市さんとの親子共演シーンは結局なかった
について紹介しました。
寛一郎さんが演じる公暁は不遇な環境で育ち、父の復讐を誓ったものの結局は殺されてしまうという悲しい役です。
寛一郎さんの父親の佐藤浩市さんとは時代(世代)が違うため、残念ながら共演シーンはありませんでした。
お読みいただきありがとうございました