2023年5月25日放送の『なないろ日和!』で歩き方トレーニングのやり方について紹介されました!
教えてくれたのは理学療法士の園部俊晴さんです。
正しくない歩き方をしてるとかえって健康によくないそうですよ!
理学療法士の歩き方トレーニング
加齢とともに、歩く時に傷みや歩くのが遅くなったという悩みが出てくる人も多いと思います。
この原因は
・体重が後ろにかかっている
・後ろの歩幅が狭くなっている
この2つが大きな原因だということです。
これを解決するために正しい歩き方をするのが必要となってきます
歩き方トレーニングの前の柔軟性チェック
正しい歩き方をするためには、次の3箇所の柔軟性が必要です。
・股関節
・ひざ
この3つの柔軟性があるかチェックしてみましょう。
☑体幹の柔軟性チェック
お腹を床につけ、手を頭より前に伸ばして床につけて剃り返せるようであれば「柔軟性あり」。剃り返せなければ「柔軟性なし」です。
☑股関節の柔軟性チェック
仰向けに寝て、片足の膝を手でかかえます。反対の足は伸ばしたままです。この際に、伸ばした方の足が床から浮いてしまっている場合は「柔軟性なし」となります。
☑ひざの裏の柔軟性チェック
床に座り両足を伸ばします。ひざの裏に隙間があいていたり、左右の足に差がある場合には「柔軟性なしとなります。
このチェックで柔軟性がない場合には、次の「柔軟性を取り戻すトレーニング」をしましょう。
正しい歩き方トレーニングをする前のトレーニングですね。
柔軟性を取り戻すトレーニング
柔軟性を取り戻すトレーニングは次の3つです。
・大腰筋トレ
・屈伸トレ
3つともイスを使います!
反りトレ(体幹を柔軟にするトレーニング)のやり方
1)イスに座って手のひらを膝頭の上に置きます。
2)みぞおちを意識して、思い切りみぞおちを前に出します。
3)軽く戻して再度そらせ3秒数えて再び戻します。
これを繰り返します。
◎1日10回1セットを目安に行います。
大腰筋トレ(股関節の柔軟性アップするトレーニング)のやり方
1)イスの背もたれに両手を置きます。
2)片足のひざを曲げ、もう片方の足は後ろに伸ばして、股関節を伸ばします。
3) 反対側の足も同様に行います。
4)左右交互に繰り返します。
※腰に違和感を覚える時は目線を下に向けると良いです。
◎左右交互に10往復 1日1セットを目安に行います。
屈伸トレ(ひざの柔軟性のトレーニング)のやり方
1)イスに座り、両手で片方の足の皿の上に置き、軽く押すようにしながら足を伸ばします。
2)その足の足首より少し上の部分を手で持つようにし、持ち上げるようにして胸の方に引き寄せます。
3)この曲げて伸ばすを繰り返します。
4)反対側の足も同様に行います。
◎左右10回ずつ1日1セットが目安
それでは、いよいよ「歩き方トレーニング」のやり方です!
↓
歩き方トレーニングのやり方
正しい歩き方をするためには次の3つが大切なポイントになります。
・体重が後に偏らない
・後ろの歩幅を広く意識
この3つのポイントを意識したトレーニングが次の3つです。
・ももトレ
・指腹トレ
・越えトレ
ももトレ:正しい姿勢を保つ
1)まっすぐに姿勢を意識して立ちます。
2)その姿勢のまま片足(太もも)をあげ、少しとめて足を前におろすします。
3)反対側の足も同様に、太ももをあげ、少しとめて足を前におろします。
4)これを繰り返しながら前に進み歩きます。
指腹トレ:体重を前に乗せる
体重を前(足の指の腹=指腹)に乗せて歩きます。
1)体重を前(足の指腹)に乗せます。
2)そのまま歩きます。
越えトレ:後の歩幅を意識する
短めのチェーンなどを準備しておきます。
1)最初に1歩踏み出します。
そして、踏み出した方の足をおろした場所にチェーンを置きます。
2)片方の足がそのチェーンの位置を越えるように歩きます。
3)これを繰り返して前に進んで歩きます。
実際はいちいち(一歩ごとに)チェーンを置いて歩きませんでしたが、踏み出した方の足の位置にもう一方の足が越えることを意識しながら歩くというトレーニングです。
まとめ
この記事では、2023年5月25日放送の『なないろ日和!』で紹介された理学療法士・園部俊晴さんによる歩き方トレーニングのやり方についてまとめました。
▽園部さんの著書▽