Twitterの創業者で最高経営責任者(CEO)が退任するというニュースが飛び込んできました。
創業者だからビッグニュースですよね!
私もツイッターを使ってるから気になりました。
そこで、現在のツイッターのCEOの退任する理由と今後どうするのかということと、後任のCEOが誰でどんな人なのかについて調べてみました。
ツイッターのCEO・現在
現在のTwitterのCEO(最高経営責任者)は ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)です。
彼は2015年の9月30日からツイッターのCEOとして6年間勤めてきました。
米 #ツイッター、ドーシーCEOの退任発表https://t.co/YagBL2ImMI#Twitter co-founder Jack #Dorsey steps down as chief executivehttps://t.co/FMZhIYEO9G
— Leilani Athenaire (@LeilaniAthenai1) November 29, 2021
生年月日:1976年11月19日
出身:ミズーリ州セントルイス
学歴:ミズーリ工科大学→ニューヨーク大学(中退)
身長:180cm
8歳でマッキントッシュに触れたジャックは、大学を中退後にオークランドでウェブからタクシーや救急サービスを派遣するサービスの会社を始めました。
まだ45歳のジャックですが、日本の禅寺庭園が好きで日々瞑想を行っているという一面もあるようです。(故スティーブ・ジョブズのようですね。)
ツイッターのCEO退任の理由
ジャック・ドーシー(現在のTwitterのCEO)が退任する理由はニュースでは次のように伝えられています。
退任の理由についてドーシー氏は「会社は創業者の手から離れる準備ができていると思うので、退くことを決めた」と説明しています。
引用:NHK(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211130/k10013367261000.html)
え??「会社は創業者の手から離れる準備ができている」ってどういうことなの?
上で紹介したニュースには詳しい退任理由が書かれてませんでしたので、更に詳しく調べてみたところ、次の理由が考えられるようです。
1 収益が伸びなかった?
「創業者から離れて経営を進める準備ができた」。Twitter創業者のジャック・ドーシーが退任。収益拡大の遅れに投資家から圧力が強まる中、技術畑の2トップがけん引する体制になります。https://t.co/y0fIAvDxU8
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) November 29, 2021
現在Twitterのユーザーは1日あたり、世界で約2億人いると言われています。しかし、最近FaceBookから社名をに改名した「メタ」のユーザーは1日あたり28億人もいます。
この違いは当然、収益にも影響してくるわけです。
ジャック・ドーシーは投資家を満足させるためにもツイッター社の株価を上げることが命題となっていたはずですが、それがなかなか達成できなかったということが分かります。
それが証拠にCEO退任のニュースのあとにツイッター社の株価が上がっているのです。
ジャック・ドーシー退任でツイッターの株価が上がる
ジャック・ドーシーのTwitterCEO辞任のニュースで株価が上がっています。
速報:TwitterのCEO、ジャック・ドーシーが辞任し、CTOのパラグ・アグラワルが新しい後継者に指名され、株価が急上昇した。@daitojimari https://t.co/NoKrPgeZ18
— Nなし (@nnasiastrologer) November 29, 2021
これは「ジャック・ドーシーではもう収益拡大は見込めない、次の後任に期待!」という投資家心理が働いてたものと考えられます。
2 社外役員の経営への影響力を重視?
JackがtwitterのCEOの退任理由の2つ目に、社外役員としてSalesforce COOのBret Taylorを向かい入れたことを挙げているのが興味深い。それだけ社外役員への経営への影響力を重視している証左になる。 https://t.co/nplfR4J1Od
— 山田聡@10X (@syamada0) November 30, 2021
ジャック・ドーシーは11月28日にツイッターにこのようなツイートを投稿しています。
Bret Taylor(ブレットテイラー)というのは、Googleなどで名を上げ、現在は「セールスフォース」社のカリスマCEOで、ツイッターと兼任しています。
そして今回、ツイッターの社長兼COOに任命されました。
ジャック・ドーシーのツイート(メール画像)には、会社経営が「創業者主導」であったことが唯一の失敗点だったとも書いてあります。
この視点はとても興味深いですね。
だから、ブレットテイラーなら停滞したツイッターを変えられると思ったのではないでしょうか。
3 他社とのCEOを兼任で負担だった?
Jack DorseyがTwitter CEOを退任。後任はCTOのParag Agrawalが引き継ぐ
引き継ぎ後はボードに残らずTwitterを去る
TwitterとSquare両社のCEOを兼任していることに投資家から強いプレッシャーがあった
またDorseyが仮想通貨の領域に強い関心を示している事が挙げられているhttps://t.co/gOohmXLLbI
— Go Ando / THE GUILD (@goando) November 29, 2021
実は現CEOのジャック・ドーシーは「Squar(スクエア)」社のCEOも兼任しています。
「Squar(スクエア)」社はアメリカ・サンフランシスコに本社を構えるマーチャントサービスアグリゲータ、およびモバイル決済企業です。
要するに、ジャック・ドーシーはモバイル決済に関する事業の会社のCEOもやっているということになるわけですが、ツイッター(SNS)事業とモバイル決済事業は全く異なる分野ですので、同時進行はやりずらいとでしょう。
しかも最近は仮想通貨に興味があるということですので、別の分野の仕事に興味がありそれがしたいから…というのも今回のCEO退任の理由ではないかと思います。
退任後はどうするの?
Twitterを退任後、ジャック・ドーシーはどうするのでしょうか。
彼は5月位までは引き継ぎのためにツイッター社にはいるようですが、その後はTwitterを去ると言っています。
先ほど紹介したように、ジャック・ドーシーは「Squar(スクエア)」社のCEOでもあり、そちらを退任するという発表はなされていません。
おそらくTwitterを去った後は、この会社の最高経営責任者として全力投球するのではないかと思われます。
ツイッターのCEOの後任
ジャック・ドーシーの後任は後任は、CTOのParag Agrawal(パラグ・アグラワル)が新しいCEOになります。
CTOというのは「最高技術責任者」のことです。
次のCEOはどんな人?
CEOの後任になるParag Agrawalはインド人です。
JUST IN – CTO Parag Agrawal will replace Jack Dorsey as Twitter CEO. pic.twitter.com/rjhHvsYqdI
— Disclose.tv (@disclosetv) November 29, 2021
Parag Agrawal(パラグ アグラワル)
生年月日:不明(1983年または1984年)
出身:インド
学歴:IITボンベイ(インド)→スタンフォード大学(アメリカ)
既婚(妻:Vineeta Agrawal・子供一人)
新CEOのパラグ アグラワルの生年月日は不明なのですが、1983年生まれであれば38歳と、新CEOよりも7歳若いことになりますね。
美人の奥様がいらっしゃるようで、興味のある方はこちら(英語記事)をチェックしてみてくださいね。
ちなみに新CEOは日本に来たこともあるみたいです。
— Parag Agrawal (@paraga) March 23, 2019
こちらは2019年。ドコモタワーが見えますね。
アメリカのテック企業はインド人が多い?
次のTwitter社のCEOはインド人ですが、実はアメリカのIT企業ではインド人が増えてきているようです。
アメリカのテック企業のインド人のCEO率が上がっている!
・Google:Sundar Pichai
・Microsoft:Satya Nadella
・Adobe:Shantanu Narayen
・Nokia:Rajeev Suri
・NetApp:Rakesh Kapoor
・IBM:Arvind Krishna
・Twitter:Parag Agrawalアメリカは移民の国だから強い。
— Tetsuro Miyatake (@tmiyatake1) November 30, 2021
この上のツイートを見ても、Google、マイクロソフト、アドビ、ノキア、IBM…と名だたる企業のCEOにインドがなっています。
インド人のIT産業分野での躍進が注目され出してから10年以上たちますが、今やアメリカのIT分野で重要な役割を占めるようになったようです。
まとめ
今回はTwitterの創業者でCEOのジャック・ドーシー退任のニュースを受け、理由を考察しました。
そして後任のインド人CEOのパラグ アグラワルの紹介をしました。
新CEOが投資家達を満足させられるかどうか、その手腕が期待されるところですが、新しいCEOになったらなにかツイッターは変わるのか、一ユーザーとしてはちょっと気になります。
お読みいただきありがとうございます。