2023年5月16日放送の『あさイチ』で光熱費節約術・節電術について紹介されました。
物価高騰の昨今、番組で紹介された役立つ情報をまとめました。
光熱費節約術・節電術
番組で紹介された光熱費の節約術は次の4つです。
・シャワー&お風呂
・エアコン
・冷蔵庫
・調理編
シャワー&お風呂
家族4人がシャワーの時間を1分ずつ短くすると年間で約1万円節約できるそうです。
ガス会社研究所所長の三神彩子さんがアドバイスしてくれました。
シャワーの水道光熱費の節約は次の3ポイントです。
②温度設定は40℃以下
③節水シャワーヘッドに変更する
①三上さん流の5分のシャワーの浴び方
1)メイク落とし・洗顔し、シャワーを1分浴びます。この時に一緒に髪も濡らします。
2)一回シャワーを止めて、体や髪を洗い、一気に2分程度で洗い流します。
3)最後にトリートメントをして1分ほどシャワーを流します。
4)残りの1分は最後に全身を洗い流す「エクストラシャワータイム」にあてます。
これで5分でおさまるなんてすごい!あたまいい!!
今までシャワー時間に10分かけていたとしたら、5分にすることで水道光熱費が年間で1万2,865円の節約になるそうです。
②温度設定は40℃が目安
温度が高いとガス代がかかります。
もし今まで設定温度を42℃にしていた場合2℃下げるだけで、家族4人では光熱費が5,879円節電できるとのこと。
③節水シャワーヘッドに交換
節水シャワーヘッドでは1分間に出るお湯の量が半分になるため節約になります。
節水シャワーヘッドはお湯が出る穴が小さくなっているのですが、特に水圧が悪いわけでもなく通常のシャワーと浴びた感覚は遜色ないようですね。
なお、節水シャワーヘッドは各家庭で使っているシャワーによって取り付けられる種類が異なるので、取扱説明書を見て購入前によく確認してください。
このほか、「お風呂の節約術」です!
・追い焚きを利用する:2日に1回追い焚きにすれば水道代の節約!13,510円の節約
以上のポイントを改善することで年間で電気料金が約97,000円ほど節電できる(家族4人の場合)とのことでした。
1人あたりにすると2万近く!大きいですね。
エアコン
家電メーカーのエアコン担当の福田風子さんが節約術をアドバイスしてくれました。
●サーキュレーターを使う
エアコンの設定温度を1℃下げると10%も電気量が高くなってしまいます。
エアコンと一緒にエアコンサーキュレーターを使うのがおすすめ。サーキュレーターを使うことによって、冷気を循環することができます。
エアコンの冷たい空気は下に溜まってしまいますので、サーキュレーターを使って溜まった空気を上にあげ、冷気を部屋全体に行き渡らせることができます。
サーキュレーターを毎日5時間・年間100日使っても、電気代は1シーズンでたったの500円です!!
また、サーキュレーターは夏だけではなく冬の電気代節約になります。
●加湿器を活用する
サーキュレーターのほかに、冬の電気代を節約するには「加湿器」を活用するのもおすすめ。
加湿器を使うと湿度が高くなるので、体感温度が上がります。
省エネタイプの加湿器を使えば、1シーズンで電気代は約500円ほどですむとのことです。
●フィルターの掃除
フィルターの掃除をしましょう。 1年間お掃除をサボると電気料金が25%あがってしまうそうです。
フィルターの掃除は2週間に1回が推奨です。(ただしエアコンを使わない期間は掃除しなくても大丈夫です。)
<フィルターのお掃除方法>
①電源を切り電源プラグをぬいて、エアコンの前面パネルを開ける。
②フィルターを取り出す。
③掃除機でフィルターのほこりを吸う。
④フィルターを戻す。
目が詰まっていなければお手入れは完了!
フィルター煮油分がついていたり目がつまって、掃除機でほこりが取れない場合には、台所用洗剤(中性洗剤)で薄めてつけおき洗し(ブラシで強くこすらない)、水ですすいで陰干しします。
※自動掃除の機能があるタイプのエアコンはお掃除しなくてもOK
●その他エアコンの電気代の節約ワザ
・窓に遮光カーテンをつける(外からの熱を避けて部屋の温度を上げないうようにする/冷房の場合)
・室外機に日よけをたてる(室外機から1mほど離す。直接たてかけて吹出口を塞がないよう注意する。)
100円ショップですだれを買ってたてかけておくのも手♪
以上のポイントを改善することで年間で電気料金が約8,900円ほど節電できる(家族4人の場合)可能性!
冷蔵庫
家電メーカーで冷蔵庫の商品開発をしている田原奈津子さんが教えてくれたワザです。
●冷蔵庫の上に物を乗せない
家電メーカーの田原夏子さんによると、冷蔵庫の上に物を乗せていると機械に負荷がかかるため、放電を妨げて消費電力がかかってしまいます。
この他の注意点として
・壁と冷蔵庫の間は 5mm〜2cmあける (壁と冷蔵庫の間の隙間には物を挟まないこと!)
・冷蔵庫の側面の貼り紙は放熱を妨げる(前面ならOK)
●冷蔵庫内は整理整頓!
冷蔵庫に物を詰め込みすぎると電気代が上がる原因になります。
料理研究家の島本美由紀さんが冷蔵庫の整理整頓術を教えてくれました。
島本さんによると、冷蔵庫は7割収納で冷気をよく循環させるのがポイントとのことです。そのため、冷蔵庫内の「上段・中段・下段」を正しく使うことが必要です。
・中段:よく使う食材や作りおき
・下段:使い残したものや日持ちしないもの
なお、中段にある「棚板」は折りたたんで使うのがおすすめです!
●食材をグループに分けてかごを使って収納
使い残した食材をひとまとめにしたり、「使うシーン」で食材を分けてカゴにいれて収納するとフードロスも少なくてすみます。
たとえば、おつまみセット、朝食セット、お弁当セットというように
カゴにひとまとめにしておくことで、冷蔵庫の開け締めをする回数をへらすことができるので節電につながります。
●冷凍庫は逆にギュウギュウにつめる
冷蔵室とは逆に、冷凍庫はギュウギュウ(9割り以上)に詰める方が冷気が逃げにくくなり、食材同士が冷やし合うので、節電になります。
整理のために金属製ブックエンドを使うのも手なんだそうです。
目からウロコ!
隙間があいてしまったら、水を入れたペットボトルを入れておきましょう。
以上のポイントを改善することで年間で電気料金が約5,200円ほど節電できるとのことでした。
調理家電の節約
管理栄養士の前田量子さんによると、ブロッコリーはガスコンロを使って鍋で茹でるよりも電子レンジを使うと、約年間千円の節約につながるということです。
ところがカレーを煮込む場合には、全部電子レンジを使ってしまうと電気料金がかかってしまいます。
ちなみに、カレーを作るときの光熱費を安くするのは炒める工程をやめるのがポイントです。
節約カレー(炒めない)の作り方
1)材料は薄く切る。
(野菜:にんじん 5mm 、じゃがいも1cm、玉ねぎ1cm)。肉も薄切り肉を使う。
※炒めないので肉からアクが出るので、よく豚肉のドリップを拭き取る。
2)鍋に具材を入れる。肉はくっつくので野菜の隙間に豚肉を入れる。
3)煮込む時は必ずフタをする。
4)中火で10分煮て、あくをとり、弱火に切り替える。
5)10分ほど煮込むと野菜が柔らかくなるので、いったん火をとめてカレールーを入れる。
6)フタをして1分ほどおく。(ルーは余熱だけで溶ける。)
7)最後に5分ほど煮て完成
カレーやシチューなど固形ルウを使うものは、炒めなくても味に差が出ないとのこと!
電子レンジ温め時間の目安
・なす、パプリカ、とり肉:2分
・根菜類、かぼちゃ、塊肉:2分半(電子レンジ600W/食材100gあたり)
ガスコンロ調理節約技
・蛇口のお湯からわかす→年間で579円節約
・鍋やフライパンなどの調理器具の水気を拭き取る→年間で110円節約
・火は鍋底からはみ出ないようにする→年間で1,761円節約
その他家電の節約術
総合家電エンジニアの本多宏行さんがアドバイスしてくれました。
●電子レンジ
電子レンジはお掃除をこまめに♪
電子レンジが汚れると温めにくくなり余計な電気をつかってしまいます。
特に天井の汚れは見逃されがち。天井部分に焦げ付き汚れがあることも多いので、焦げ付きはクリームクレンザーをつけて磨きましょう。
油汚れは台所用洗剤をつけて拭き取ってください。
最後に水武器をします。
●洗濯機
少ない量で洗濯機をまわす場合には、水位を少なくして洗いましょう。
洗濯機の容量4割りで毎日まわすよりも、8割の量で2日に1回にした方が、電気代・水道代が年間で約4,510円節約できます。
●炊飯器
電源プラグはこまめに抜きましょう。
炊飯器を「保温」状態にして毎日7時間使うと、年間で電気代が1,419円かかってしまいます。
ご飯が炊飯器に残った場合は、ラップにご飯を入れて冷蔵庫に入れて保存し、炊飯器のプラグを抜いておきましょう。
電子レンジ、トースター、スマホの充電器など、待機電力を必要とするものも同様に、使い終わったらこまめにプラグをぬいておくと節電になります。
●テレビ
テレビは画面の明るさを落として調整すると節電になります。
明るさを「最大」にしていると電気代がかかります。「最大」から「中間」にすると年間で840円ほどの節約になるとのこと。
●照明
基本ですが、照明はこまめに消すことも節電になります。
まとめ
この記事では、2023年5月16日放送の『あさイチ』で紹介された光熱費節約術・節電術についてまとめました。
色々なワザが紹介されましたが、待機電力を使う家電は使い終わったらまずはプラグをぬくことからスタートしたいと思います。
お役にたてたら嬉しいです!