今年最大級の寒気の影響で1月24日(火)から25日(水)にかけて、西日本の広い範囲で大雪が降りました。
この大雪のため、西日本の各地では電車やバスのダイヤに大きな乱れが生じました。そして電車が立ち往生し、車内に10時間閉じ込めらるということも起きました。
10時間も!トイレはどうしてたの?
数時間も車内に閉じ込められたままトイレはどうしてたのだろうか?と、ふと疑問に思いました。
私だって今後、大雪だけではなく台風や事故で、乗った電車が長時間止まってしまうことだってあるかもしれません。
トイレがある電車であればいいのですが、都内のような短距離の電車にはトイレがありません。
その場合トイレには行けるのだろうか?と、不安になったので、どうするのか調べてみることにしました。
今回の記事では
・電車を降りてどこかでトイレに行くことができるのか
このことについて調べてお伝えし、みなさんとシェアしたいと思います。
電車が長時間止まった時トイレはどうする?
これまでのケースから、電車が何らかのトラブルで長時間止まり、復旧がすぐ見込めない場合には、「鉄道会社の人の誘導に従って降車する。」ということがなされています。
降車して駅が近くにあれば、その駅のトイレを利用するか、或いは簡易トイレを利用するなどしているようです。
ただ、この「降車」するタイミングというのが、鉄道会社で規定として決まっていない可能性があります。
①:例えば2016年6月に「JR片町線(京都〜大阪)」で起きたトラブルでは、3時間後にJRの職員の誘導によって、乗客が電車から降りることができました。
3時間も待ってたらキツイですよね。
しかし1時間程度なら降車できないケースもあったようです。
②:2010年にはこんなことがあったようです。
↓
私が以前奈良県に住んでいた時、近鉄電車で1時間半閉じ込められました。(中略)
質問のトイレですが、駅員がブルーシートのような物で囲いを作り、ガマンできない人にはそこでやってもらってました。しかしそれも数が足りないので、本当に切羽詰った人は(小便に限って)降りて壁際にやってました。驚いたのは20代の女性4人がブルーシートではない場所で一斉に用を足しに行きました。みんなでやれば怖くない、的な感覚なのでしょうね。でも状況が状況だけに、その時は皆さん気を遣い見ないようにしてました。当たり前か・・・。
当然夕刊の一面になりました。出典:OKIWAVEより(https://okwave.jp/qa/q5868619.html)
↑
ちょっとこれは女性にとってはキツイですね。(^_^;)
③:しかし同じ2010年でも、こんなケースもあったようです。
↓
長距離列車はトイレが付いているし、在来線は1時間以上止まると、線路を歩かせてくれますね。山手線と東急線で線路を歩いたことがあります。山手線の時は新宿駅が停電になって代々木と新宿の間で止まりました。新宿駅の地下街も非常灯しか付いていない状態でしたが、勝手知ったる他人の庭なので困りませんでした。(^^;
出典:Yahoo知恵袋より(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1145112331)
この対処は良心的な気がします。
定かではありませんが「◯時間たったら乗客を降車の誘導をする」というのがハッキリ決まっていないのかもしれませんね。
従って、もし電車が止まってしまった場合には復旧までの見込みを確認し、早めに乗務員に連絡を取ってトイレのための降車を要求することが必要ではないかと思います。
電車が雪で長時間止まった今回(2023年JR京都線・琵琶湖線)のケース
【救急搬送も】列車が最長で10時間立ち往生、JR西日本が謝罪https://t.co/qcwhXKu3rn
列車の進路を変える分岐器に挟まった雪が凍った。降車などの判断に時間がかかった理由については「夜間で雪が降る状況で安全に乗客を誘導できるかどうかを見極めるのに時間がかかった」と話した。 pic.twitter.com/wrPEH4cIZK
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 25, 2023
1月24日(火)〜1月25日(水)の大雪で、JR京都線と琵琶湖線の15本のうち2本の列車は、それぞれ3時間40分後と3時間25分後に乗客に降車をさせました。
判断までに時間がかかった理由について、「夜間で雪が降る状況で安全に乗客を誘導できるかどうかを見極めるのに時間がかかった」
3時間もの間、乗客はトイレはどうしていたのでしょうか。
今回のケースでは、車掌が簡易トイレを持ってきたようです。
24日夜、JR京都線の運行見合わせで5時間にわたって車内から出られなかったという40代の男性は、停車した列車内で、乗客からトイレに行きたいという声が相次ぎ、車掌が簡易トイレを持ってきたと話していました。
出典:NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20230125/2010016490.html)
通常、乗務室には簡易トイレがあるといいますので、今回はそれを持ってきたということでしょう。
しかし簡易トイレも数に限りがあると思います。
車掌が、袋型の簡易トイレを持ってきたということで、「女性の乗客が1つの車両に集まって用を足したようだ」と話していました。
出典:NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20230125/2010016490.html)
なんかこれって想像するとカオスですね…(^_^;)
カオスといえば、今回7時間電車内に閉じ込められたという滋賀県の32歳の男性は
「最初の2時間から3時間はみなさんは耐えている様子だったが、徐々にトイレに行く人が増えて、後部車両に集中した。かなり過密で、酸欠に近い状況となり、体調不良者が続出した。消防の担架で運ばれる人もいた」
出典:NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20230125/2010016490.html)
と語っています。
男性はまた、
「私自身早めの行動をしておけばこういうことにはならなかったと思うが7時間閉じ込められたという事実はあるので、JRはもう少し対策を取ることはできたのではないか」
出典:NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20230125/2010016490.html)
とも語っています。
実は別の男性の乗客も、
「自分も我慢するのが限界で、空のペットボトルで用を足そうかとギリギリまで考えました。車掌を通じて要望しても、駅の係員は応えてくれず、絶望的な空気が車内を覆っていました」と話していました。
出典:NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20230125/2010016490.html)
と話しています。
この一連のインタビューを読んで分かることは、やっぱり降車のタイミングは定まっていないのではないかということです。
だからこそ、
だと思いました。
遠慮してたり我慢すれば、結局後になって苦しくなります。
もちろん、場所によっては降車ができない所だったり、降りてもトイレがない場所かもしれません。
しかしトイレを我慢して気持ち悪くなって倒れてしまっては元も子もありません。
電車が長時間止まった時に簡易トイレが役立つ!
今回の大雪では、乗務員が簡易トイレを持ってきたということでしたが、簡易トイレはスーパーやホームセンター、ネットからでも買うことができます。
乗務室には簡易トイレの準備はあるものの、数に限りがあります。
もし大雪になりそうな日に電車に乗る場合には、自前で簡易トイレをカバンの中に入れておいた方がいいかもしれませんね。
防災セットの中には「簡易トイレ」があるかと思いますが、もしなければこの機会に買って準備しておくのがいいかもしれません。
まとめ
この記事では
・電車を降りてどこかでトイレに行くことができるのか
について調べてお伝えしました。
分かったことは、
・電車が長時間止まった場合、乗務員または駅職員の誘導で降車が行われる
・ただしどのタイミングで降車の誘導がされるか分からない
したがって、トイレが心配な場合には「早目に降車の要求を乗務員や鉄道会社の人に強めに要求する」ことが大事だと思います。
また、自前で「簡易トイレ」をカバンに入れておくのもいいかもしれません。
ただし今回の教訓で鉄道会社が今後降車のタイミングの指示系統を整えて、早目の対応を取る可能性はあるかもしれませんね。
お読みいただきありがとうございました
↓良かったらこちらをポチッとお願いします↓