もうすぐクリスマスがやってきますが、今年は一人で教会に行ってみようかなと考えています。
もしあなたも同じように考えていて迷っているなら、この記事を読んでみてくださいね。
この記事では、クリスマスに教会で行われるイベントはどんなものがあり、どんな感じなのか、また、信者でなくても参加できるものなのか、お金はどれくらいかかるのかについて調べてまとめてみました。
クリスマスの教会イベント
12月に入りクリスマスが近くなると、教会の建物はクリスマスの装飾がされ、教会内にはクリスマスツリーが飾られます。
クリスマス・イブとクリスマス当日には「クリスマス・ミサ」が行われます。
テレビでは聖歌隊が歌ったり、パイプオルガンを演奏したり等の映像を見たことがありますが、教会でクリスマスに行われるイベントにはどんなものがあるのでしょうか。
クリスマスミサ(礼拝)
クリスマスのイベントといえば、「クリスマス・ミサ(礼拝)」です。これはイエス・キリストの降誕を記念して行われる特別な礼拝です。
厳密にはミサと礼拝はちょっと違うのでうが、「賛美歌を歌い、聖書を朗読し、牧師の説教を聞く」という流れはどちらも同じです。
ちなみに、カトリック教会では「クリスマスミサ」、プロテスタント教会では「クリスマス礼拝」と呼びます。
クリスマス・ミサ(礼拝)の流れ
教会によっても差があるかもしれませんが、クリスマスのミサ(礼拝)の流れは下のような感じです。
1.開催の儀
入祭の歌(聖歌)が流れる中、キャンドルを持って聖堂に入場し着席し火を消します。司祭が入堂して挨拶などをします。(賛美歌を歌います)
2. 言葉の典礼
聖書を朗読(聖書の中から2箇所は信者が、1箇所は司祭が読みます)。続いて説教(クリスマスにちなんだ話)があります。
3. 感謝の典礼
聖歌や祈りを捧げるほか、聖体拝領(聖餐)の儀式(※1)が行われます。
また、周囲の人とあいさつを交わしたり握手したりする時間もあります。
4. 閉祭
閉祭の歌の後、司祭が退堂します。
※「聖体拝領(聖餐)の儀式」については、「クリスマスの教会イベントに行くときの注意点・服装」の項目をご覧ください。
多くの教会ではその日のクリスマス・ミサ(礼拝)の予定をプリントアウトしたものを渡してくれるところも多く、その順番に沿って進んでいきます。
なお、「クリスマス・ミサ(礼拝)」はだいたい1時間ほどです。
クリスマスの教会イベントは一人でも参加できる?
教会で行われるクリスマス・ミサ(礼拝)は、一人でも参加することができます。
キリスト教徒でなくても参加できる
クリスマスの礼拝はキリスト教徒信者でなくても「お気軽にご参加ください」という教会がほとんどです。
一人で参加するのは勇気がいるけれど、クリスマス・ミサ(礼拝)の時は信者じゃない人が3割位になるそうです。
ただし、教会の中には「同じ宗派の人向け」のミサの時間を設けているところもありますので、その場合には参加することができません。
訪れたい教会に、信者でなければ参加できないものがないかどうか、行く前にあらかじめ確認をしておきましょう。
お金はかかるの?
クリスマスに教会で行われる礼拝やイベントに参加するのは、基本的にはお金がかかりません。教会に入る時の入場料も必要ありません。
ただし、クリスマスミサ(礼拝)の最中に「献金」を行う時間がある場合があります。
必ずしなければいけないものではありませんが、信者ではない一般参加の場合には、500円〜千円程度を献金する人が多いようです。
クリスマスの教会イベントに行くときの注意点・服装
それでは、クリスマスの礼拝などのイベントに行くときの注意点についてお伝えします。
服装に気をつける
クリスマスの礼拝に正装しなければならないという決まりはありません。ドレスコードもありません。
ただし、次のような格好は避けましょう。
・華美過ぎる服装
・部屋着
・作業着
なお、ジーンズも避けたほうが良さそうです。
喫煙や深酒をしない
教会内は基本「禁煙」です。喫煙者にとってはキツイかもしれませんが、ここは我慢しましょう。
また深酒をして泥酔状態で行くこともご法度です。
聖餐式は遠慮した方がいい
「聖餐式(せいさんしき)」は、イエス・キリストが十字架に架けられて死んだことを記念して行う食事の儀式のことです。
内容は、パンとぶどう酒(またはぶどうジュース)をいただくものなのですが、これは基本的には「キリスト教徒」のみのイベントになります。
クリスマス・ミサ(礼拝)の終わりの方で行われますが、この「聖餐式」は洗礼を受けた人が対象なので信者は参加できません。
もし、順番でパンやぶどう酒(ぶどうジュース)が回ってきたら、会釈をして次の人にまわしましょう。
カルト宗教でないか確認する
昔から存在していて地域に根づいている教会であれば心配する必要はありませんが、そうでない場合にはカルト宗教でないか注意しましょう。
「聖書」以外をバイブルにしているところは論外です。
「父(天の父)」「イエス・キリスト」「聖書」の三位一体としての「神」を信じていないところは要注意です。
イベントに行く前に確認
クリスマス、またはクリスマスイブに教会に行く人は前もって教会のスケジュールをチェックしておくことをおすすめします。
2021年クリスマスミサの予定が決まりました。定員は150名。予約の方法はホームページをご覧ください。配信も行います。https://t.co/HEOSRyjZe3
— カトリック麹町聖イグナチオ教会【公式】 (@signatius_tokyo) November 19, 2021
こちらは東京都の四谷にある「麹町聖イグナチオ教会」のクリスマスミサのお知らせです。
「麹町聖イグナチオ教会」ではクリスマスイブの12月24日に「降誕前夜祭ミサ」、クリスマス当日の12月25日に「降誕の祭日ミサ」が行われます。
どちらのミサも一日に数回行われますが、中には「英語」や外国語のミサだったり、信者対象のミサの時間帯もありますので、チェックして行きたいものです。
クリスマスの教会イベントにおすすめのアイテム
クリスマスに教会に行く時におすすめしたいアイテムをいくつか紹介します。
ロザリオ・十字架
キリスト教信者ではないとはいえ、ロザリオ・十字架があるとクリスマス・ミサに参加する時は雰囲気が出ますね。
また普段のコーデにも使えます。
十字架クロスステンレスネックレス(60cmのステンレスチェーン付き)
聖書
クリスマス・ミサ(礼拝)に参加する前に「聖書」を読んでおくのもいいですね。
聖書を勉強するいい機会かもしれません。
「漫画」で読むのもとっかかりとしては楽ですね。
ホッカイロ
季節柄寒いですし、教会の礼拝堂の中は暖房がガンガンたかれてるとは限りません。ホッカイロがあると温まりますので、持っていくことをおすすめします。
まとめ
今回は、教会で行われる「クリスマスイベント」について焦点をあててお伝えしました。
教会で行われるイベントというのは「クリスマス・ミサ(礼拝)」のことです。一人で信者でなくても参加することができます。
このクリスマス・ミサ(礼拝)がどんな流れで行われるのか、また参加する時に注意するべき点についてもお伝えしました。
参考にしていただけたら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。