ご飯食べ終わってネットニュースをチェックしてたら漫画家の赤松健(あかまつけん)さんが自民党から出馬するというニュースを見てびっくりしました!
そこで、
・なぜ自民党からなの?
・みんなはどう感じてるの?
ということを、考察をまじえながらまとめてみることにしました。
赤松健が参院選に出馬?
『ラブひな』作者・赤松健氏、自民党から参院選出馬の意志を表明「意志を固めています」https://t.co/y3smSIy4Uh
— ORICON NEWS【アニメ】 (@oricon_anime_) December 16, 2021
人気マンガ家の赤松健(あかまつけん)さん。来年夏の参院選に立候補するんですね。
今は調整中で、来週には正式に発表されるみたい…。
赤松健はなぜ自民党から出馬?
それでは赤松さんはなぜ自民党から出馬となったのでしょうか。
それには2つの大きな理由が考えられると推測します。
・自民党側:赤松さんのネームバリューがほしい
この2つはあくまでも推測ですが、両者の思惑が一致したのだと思います。
表現の自由を守るため (赤松健さん側)
赤松さんは漫画家として「表現の自由を守る」という使命を帯びています。
2016年に創設された「表現の自由を守る会」の最高顧問も努めています。
赤松健と自民党の関わり
赤松さんが政治の世界と関わるようになったのは、2013年の表現の自由を規制する法案を出すということで騒がれていた頃ではないかと思います。
ロビー活動を通じて自民党議員と親しくなる
当時、赤松さんは「児童ポルノに類する漫画やアニメなどの規制」に対してのロビー活動をしていました。
「ロビー活動」というのは、ある主張を持った個人や団体が、政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う政治活動です。
来週のロビイング2件は、ちばてつや先生と松本零士先生に同行して頂けることになった。何か召喚魔法みたいで心強いぜ!w・・・今回の児ポ法改正案は、恐らく時間切れで成立しないと思われます。しかし夏の参院選では自民が勝つでしょうから、来期に備えて多少文言を修正してもらう努力をします。
— 赤松 健 (@KenAkamatsu) May 24, 2013
自民党本部での「知財戦略調査会」終了。一時間と短く、発言の機会こそ無かったが、終了後に自民の議員さん達に個別ロビイング。…具体的に言うと、「 児ポ法」改正案の附則第2条(児童ポルノに類する漫画やアニメなどの規制について、今後調査研究するという項目)だけでも取れないかという相談。
— 赤松 健 (@KenAkamatsu) April 16, 2013
ここから赤松さんが政治の世界に関わるきっかけとなったのでしょう。
しかし、、、
私は特に支持政党があるわけではないのですが、児ポ法改正案に慎重な議員さんなら、自民でも民主でも応援させて頂いております。(超党派の議連を作って欲しい) → 【CafeSta】ふくだ峰之の「こちらも政治の時間」(2013.5.21) http://t.co/34YMQN0cTL
— 赤松 健 (@KenAkamatsu) July 3, 2013
赤松さんは、最初から特に「自民党」支持ではなかったようで、上のツイートにもあるように、児ポ法改正案に慎重なのであれば、政党にはこだわりがなかったようです。
ところが、
どちらにしろ、もう自民党の「協力」無しではどうにも動けなくなってしまいました。表現規制の反対派の皆さんには、今まで以上に「礼儀」と「論理性」を持って活動して頂きたいと思います。残念ながら、もう悪口言ってる場合ではありません。自民党に頭を下げて、話を聞いてもらわなくては。
— 赤松 健 (@KenAkamatsu) July 22, 2013
この頃になると「自民党」の重要性というか、協力無くしてはダメだと痛感したのでしょう。(与党ですしね)
ロビー活動を通じて、自民党と近くなっていった赤松さん。
5年前の児童ポルノ禁止法改正案でロビーした際、漫画など創作物を対象から外して下さった国会議員さん達がいて、私は生まれて初めて政治資金パーティというものに参加し、お礼を言って回った。こういう応援は続けることが重要で、助けてほしい時だけ会いに行くのでは虫がよすぎる。今年も7件行った。
— 赤松 健 (@KenAkamatsu) November 5, 2019
義理堅い性格も手伝ってか、政治資金パーティーなどにも積極的に参加しているようです。当然、議員さんとも仲良くなるはずです。
8年以上の自民党の関わり、また「与党」としての影響力を考えれば、政治家(議員)になって自分の使命(=表現の自由を守る)ことが最適解だと思うようになったのかもしれません。
赤松さんのネームバリューがほしい(自民党側)
赤松健さんといえば、「ラブひな」「魔法先生ネギま!」など美少女ラブコメの人気漫画家さんです。
赤松さんの作品を見てるのは10〜20代だけではなく、今や30〜40代もいます。
最近の選挙結果では決して若年層からの投票率が悪かったわけでもない自民党ですが、もう少し支持が欲しいところ。
しかも、「表現の自由」のために戦ってきた赤松さんを取り込むということは、「自民党は理解がある」「懐が大きい」という印象も残せるでしょう。
また赤松さんがいることによって、「表現の自由に規制をかけない」政党だという信頼感を得たいのかもしれません。
赤松健が参院選に出馬でネットの声は?
それでは、今回のこのニュースをうけて、ネットではどのような声があがっているのでしょうか。
あらゆる戦争は防衛から始まる。と言ったのは森達也さんだ。
今回の赤松健先生の出馬表明は短期的には表現の自由の勝利に見えるでしょうが、長期的には敗北だと思いますよ。
これで、与野党の漫画表現へのスタンスが政争の道具になるのは必至です。
— 秋風初芽 (@Akikaze_Hajime) December 16, 2021
まぁ、私が赤松健氏の自民からの出馬表明について思うのは、彼が自民党から出るのはスタンス的に必然だったから頑張ってほしいということと、
後は、あのレベルの「業界代表」を野党側からも出せる状況に野党側を変えてかないといかんなぁ。と云うことですね(´・ω・`)— 愚民Artane.🦀 私はヘテロ男だ。#金よこせ >国 @オメガツイッタラー/コロナは風邪じゃない (@Artanejp) December 16, 2021
赤松健、ホントに出馬するのか。まあ、ロビー活動やってて、政治家にならんと色々できんのが身にしみたんだろうな。
— ゆーち (@u_chi_tks) December 16, 2021
赤松健氏の自民党からの出馬は与党に表現規制勢力が存在するメリットより党議拘束でなにもできなくなる危険性を感じてしまうな
— りーふ (@haguriifu43) December 16, 2021
赤松健出馬の報にに関して「お神輿」と評価している人がいるがお神輿上等じゃ無いか。オレらは山田太郎に何を求めてたんだよ。かつてアントニオ猪木や大仁田厚が騒いだ結果として馳浩が自民党から出馬して一定の地盤を築いたじゃ無いか。同じことをオレらがしても良いだろう。
— 消火器さん⋈ (@keychansan) December 16, 2021
赤松健が出馬か…
政治的思想とかどこの党からとかよりも、純粋に次回作が無いんだと言うことが悲しいな…
赤松作品が俺のオタク趣味の原点だし頂点だからな— Tank-Ktank (@tank_ktank) December 16, 2021
そっか、赤松健センセイ、出馬か。どうせなら参院じゃなく衆院に出てくれりゃいいのに…
— 藤和工場 (@factouwa) December 16, 2021
本当に色々な意見がありますが、あなたはどう感じましたか? 同じ考えのものはありましたでしょうか。
反対、賛成、不安視さまざまですね。
とはいえ、今分かっているのは「出馬する予定」であって、実際に当選するのかというと、また別問題です。
まとめ
今回は人気漫画家の赤松健さんが、どうやら来夏の参院選で自民党から出馬するというニュースを見て、
・なぜ自民党から?
・みんなはどう感じてるの?
ということをまとめてみました。
あなたはどう思いましたか?
来週には正式発表をするようですので、続報・新情報があったら、ここに追記したいと思います。
お読みいただきありがとうございました。